2019 MTV EMA ライブレポート

2019 MTV EMA が素晴らしいイベントになることは、分かっていた。しかし、スペインのセビリアで幕を閉じた昨夜のEMAは、期待をはるかに超える最高のショーとなった。見逃してしまった人のために、ここでは今年のショーで堪能できた、すべての衣装とステージのレポートをお届けしよう。
 
デュア・リパ
「Don't Start Now」のような最高の曲に、凝った仕掛けは必要ない。だからデュア・リパが選んだのはミニマルで、しかしとても力強い演出だ。黄色く巨大な階段状のステージと、同じく黄色のレオタード姿のダンサーたち。その中央で、デュア・リパは胸とヒップの部分を大胆に切り落としたセクシーな黒いレオタードを身にまとい、堂々とした姿を見せた。80年代のポップアートを思わせるスタイルだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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やがて全員がフロアに降り、椅子を使った印象的なダンスを披露。思わず練習して真似したくなる、粋な演出だった。
 
メイベル
バックステージで寄ってくる男性たちをはねつける。それがメイベルの「Don't Call Me Up」の始まりだ。彼女がメインフロアーに上ると、バックダンサーの一団と巨大な紫色の有線電話機が待ち構える(超レトロ!)。彼女は響き渡る声で歌い上げ、観客のハートをわしづかみにした。

ナイル・ホーラン
ナイル・ホーランがMTV EMAに初出場、そして初パフォーマンス! それ以上の言葉は必要ないだろう。彼はヒット曲「Nice To Meet Ya」を、一切の無駄なしで披露してみせた。すべてはナイルとその歌声、そして彼の演奏するギターのためにある。華々しいステージの仕掛けはなく、ただスポットライトと背景のビームライトだけが、彼の音楽を引き立てた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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エイコン & ベッキー・G
ッキー・Gは、今年のEMAでホスト役とパフォーマーの二役をこなしてみせた。前半のマイクの締めとして、彼女自身も参加したエイコンの新曲、「Cómo No」をエイコンとともに巨大なステージ上のパーティで初披露した。見どころは、カーニバルの山車の到着やエイコンによるコンガ・ドラムのブレーク、そして宝石がちりばめられたベッキーの衣装だ。控え目に言って、リアーナがバルバトスの収穫祭で見せた衣装に匹敵する華やかさだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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グリーン・デイ
エスパーニャ広場から登場したグリーン・デイは、歓喜の悲鳴をあげる満杯のファンたちに向けて、新曲の「Father Of All…」を披露。鳴り渡るギターに、炎の演出、クラウ
ド・サーフィン、さらには代表曲の「Basket Case」で皆を驚かせてみせた。33年にも渡って活動し続けているバンドとは、信じがたいほどだ。
 
ホールジー
ホールジーは「Graveyard」のミュージック・ビデオをライブで再現してみせた(シドニー・スウィーニーは居なかったけれど)。パフォーマンスはガーデンに横たわるホールジーを真上から映したショットで始まり、すぐに朽ち果てたメリー・ゴー・ランドの大セットへと移った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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そしてホールジーの陶酔感のある華やかな声と、かすかに漂う悪い夢のような響きを観客に届けた。
 
エイバ・マックス
2019 EMAの舞台で、エイバ・マックスは本物のベルティング・ボイスを観客に届けてみせた。ボリューム感のある赤いドレスで楽団のシルエットを背に立ち、「Torn」からスマッシュヒット「Sweet But Psycho」へのメドレーを歌い上げた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ロザリア
この夜に見ることができた最高のステージの一つは、もちろんロザリアだ。Fibesエキシビション&コングレスセンターにつめかけた観客の誰もが「Di Mi Nombre」を楽しんだからだけではない。そのパフォーマンスの最初から最後まで、すべてドラマチックだったからだ。影の中から始まる演奏、大階段を埋めつくす世界で指折りのコーラスたち、脂の乗ったスタジオ級のヴォーカル。そのすべてが、ロザリアがいま最高にクールなアーティストであること証明した。
 
NCT 127
NCT 127のメンバーたちは、文句なしのパフォーマンスで「Highway to Heaven」を披露し、歴史を作ってみせた。K-PopのグループがEMAのショーに出演した前例はなく、今回のパフォーマンスは同グループだけでなく、K-Popにとっても初めての舞台だ。LEDの華やかな演出と気取らない衣装でみせる、彼らのイケメンぶりに観客はすっかり魅了された。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ベッキー・G
ベッキー・Gはこの夜の2度目のステージで、まるで映画のような演出を見せた。始まりは、怪盗映画のオープニング映像のようだ。アーチ、炎、フェドラハット、ベレー帽と革のトレンチコートに身を包んだマスクの男が現れ、レゲトンのビートへと続いていく。正直、誰もが彼女になら強盗されてみたいと思うだろう。やがて彼女はハットやスカートを脱ぎ捨てながら、次の歌へと続けていく。このパフォーマンスは、ベッキー・Gの「再発明」だ。忘れちゃいけない、彼女はもう大人になったのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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リアム・ギャラガー
最後に、MTV EMAで初のロック・アイコン賞を受賞したリアム・ギャラガーが、この夜の取りを務めた。彼の演出はクラシックだ。効果的に配されたライト以外には飾り気のないステージで、リアムはバンドのメンバーを背に「Once」から歌い始めた。観客を照らす暖かいライティングで、巨大なアリーナはまるで親密なリビングルームのようだ。彼の歌声を耳にすれば、オアシスのスマッシュ・ヒット「Wonderwall」を聴きたくなる。リアムはその想いに答えて、完璧な形でこの夜の幕を閉じた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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